てぃだぬすま宮古島-宮古島写真集-

宮古島での2009年のデイゴの開花は平年より1週間以上早い3月5日でした。いつものように来間島から咲き始めて、市街地では3月下旬が満開。4月に入って、ほとんどのところは散り始めていますが、まだ5分咲きくらいのところもあります。

デイゴは沖縄の県花で、一年でもっとも気候が穏やかなうりずんの季節に咲く代表的な花です。
ただ、今年はちょうど見頃の時期に寒波の戻りがあり、どんよりとした曇り空が多かったので、花たちも心なしか寒そうでした。
久々に太陽が顔を出した日、ひよどりやメジロもうれしそうに暖かい日射しを浴びた花のあいだを飛び回っています。

毎年、咲くのを楽しみにしている宮古保健所の大木。今年も見事な咲きっぷりを見せてくれました。
木の根元に立つと、太い幹や張り巡らした無数の枝に咲く深紅の花が頭上を覆いながら空に向かって勢い良くのび、豊かな生命力を感じさせます。
通りかかった保健所の職員が「上から見たらデイゴの顔が良く見えるよ。」と2階の部屋に案内してくれました。
デイゴの木に面した会議室のような部屋からは窓いっぱいに深紅の花が広がり、すばらしい光景です。普段は下から見上げる花が目の高さにあり、しっかりと顔を見る事ができました。

久松公民館の横にはデイゴの大木が2本あります。満開の時期にはそれぞれの木にたくさんの深紅の花が咲き乱れて、見応えのある美しい風景をみせてくれます。
すぐ前にある広場では夕方になると、たくさんの花をつけた2本の木に見守られながら、おじぃやおばぁがゲートボールを楽しんでいます。